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江戸時代を代表する採掘方法が残された坑道です。「宗太夫」の名称は、当時開削を受け持った人物の名を付けたものと考えられています。坑道は海面下にまで達し、他の鉱区とつながる坑道が縦横に走っています。現在は「史跡佐渡金山」として一部が一般公開され、人形や水上輪などを配置して、当時の作業風景が復元展示されています。【国史跡】
見学所要時間:40~50分
「史跡佐渡金山」
開館時間:
4~10月 8:00~17:30/
11~3月 8:30~17:00
TEL 0259-74-2389
佐渡金銀山を代表する露頭掘り跡で、山の頂が大きく2つに掘り割られている姿が特徴的です。相川金銀山の中でも初期の採掘地と言われ、山頂部の割れ目は幅30m、深さ74mに及びます。【国史跡】
高任粗砕場(高任地区)から選鉱・製錬施設(北沢地区)に鉱石を運搬するために設置された鉱車の軌道(トロッコ道)跡です。石積や鉄橋、トンネル(諏訪隧道・神明トンネル)などが県道沿いに見ることができます。【国史跡】
相川金銀山の開発に伴い慶長9年(1604)に開所され、佐渡の行政・鉱山経営の拠点として機能しました。相川湾を一望できる場所に位置し、奉行所を基点に相川の町づくりが行われました。現在の建物は発掘調査成果と絵図をもとに、平成12年(2000)に復元されたものです。寄勝場(よせせりば)を模したガイダンス施設では、奉行所内で行われた選鉱作業の一部を体験することができます。【国史跡】
見学所要時間:20〜30分
開館時間:8:30~17:00
TEL 0259-74-2201
明治期の北沢火力発電所発電機室棟、旧北沢青化・浮選鉱所、昭和10年代の北沢浮遊選鉱場、50メートルシックナー(濃縮装置)などが現存しています。
北沢浮遊選鉱場は、戦時下の大増産計画により建設され、1ヶ月で5万トン以上の鉱石が処理できることから「東洋一」とうたわれました。【国史跡】
見学所要時間:15分
佐渡金銀山は明治に官営化され「佐渡鉱山」となりました。明治22(1889)には宮内省管轄となり、御料局佐渡支庁がおかれました。現存する二階建の建物は明治後期の建造で、洋風2階建、屋根瓦には菊の御紋章を見ることができます。現在は相川郷土博物館として、佐渡鉱山関連資料や相川ゆかりの歴史資料を見学することができます。【国史跡】(休館中:令和4年6月1日~令和6年3月31日)
見学所要時間:20~30分
「相川郷土博物館」開館時間:8:30~17:00
TEL 0259-67-7750
鉱石の積出しと物資の搬出入を担った鉱山専用の近代港湾です。明治25(1892)に整備され、コンクリート普及以前の「たたき工法」によって築造された護岸のほか、クレーン台座、トラス橋、ローダー橋脚、煉瓦倉庫等の港湾施設が残されています。日本海に沈む夕陽がきれいに見えるスポットとしても有名です。【国史跡】
見学所要時間:15分
新潟刑務所相川拘置支所として昭和29年(1954)に開設されました。高さ5mのコンクリート塀に囲まれた敷地内には、事務所・炊事場・居房等が当時のまま残されています。出入口にある鉄格子を開けて、自由にご覧いただけます。【国登録有形文化財】
見学所要時間:20分
開錠時間:9時~17時(季節による変更あり)
相川金銀山と奉行所を結ぶメインストリートとして江戸時代初期に造られました。道幅は江戸時代からほとんど変わることなく、入り組んだ細い路地や江戸〜昭和の鉱山住宅など鉱山町であった頃の建物を今も随所に見ることができます。【国重要文化的景観】
見学所要時間:10~20分
江戸時代、相川市中の時報は奉行所が行っていました。明治5年(1872)以降、しばらく中断していましたが、近年、地元の有志により復活され、今も朝夕2回、時を知らせています。【国史跡】
見学所要時間:3分
明治21年(1888)建築の裁判所で、昭和44年(1969)に佐和田地区に移管されるまで佐渡の民事・刑事事務を取り扱いました。現在、建物は版画村美術館として活用されています。【佐渡市指定有形文化財】
見学所要時間:20分
開館時間:9:00〜17:00(12〜3月閉館)
TEL 0259-74-3931
トイレあり
長坂から奉行所へ通じる道として享保4年(1719)に築かれた石段で、全長134m、115段を数えます。坂の多い相川を象徴しています。【佐渡市指定記念物】
長坂の麓に立つ特徴的な洋風建築です。昭和6年(1931)から昭和45年(1970)まで税務署として使用されました。【国登録有形文化財】
かつて太宰治や尾崎紅葉などの著名人が宿泊したといわれる旅館を改修した、まち歩き観光の拠点です。「おーやり」とは「まあ、のんびりと…」といった意味の方言です。まち歩きの休憩所としてご利用下さい。
開館時間:8:30~17:15
トイレ・休憩所・観光案内あり
佐渡金銀山繁栄の礎を築いた佐渡代官 大久保長安が、自身の冥福を生前に祈るため、慶長16年(1611)に建立した石塔です。近くには、初代佐渡代官の1人である河村彦左衛門を供養するために建立された、高さ277㎝におよぶ巨大な五輪塔も見ることができます。【国史跡】
見学所要時間:5分
金銀を江戸へ運ぶ街道として江戸時代に整備され、その後も相川の発展を支えた幹線道路です。道沿いには伝統的な木造建物が軒を連ね、佐渡金銀山の繁栄を支えた町の面影を感じることができます。また、羽田町〜相川二丁目には商店街もあり、食事やお買い物ができます。【国重要文化的景観】
天領通り商店街に飲食店あり
江戸時代から航海の安全を祈る神として信仰を集め、全島から船絵馬が奉納されました。地形に制約された特殊な社殿配置が特徴的です。境内にある大きな石灯籠は、海岸部の埋立が行われる前には、灯台の役目を果たしたと伝えられています。【国重要文化的景観】
見学所要時間:5分(普段は外観のみ見学可)