令和５年５月２７日（土）、新潟市中央区の朱鷺メッセにおいて、佐渡金銀山世界遺産登録推進県民会議の令和５年度総会が開催され、約240名の方々が参加しました。
第1部の総会では、花角知事は「金山の世界遺産登録、これは県民の長年の悲願です。引き続き会員の皆様ともしっかり連携して、全力で取り組んでまいりたい」と挨拶しました。
また、顧問を代表して塚田一郎衆議院議員が「県民の皆様とオールジャパンの取り組みで、故郷の誇りとして佐渡島の金山の世界遺産登録が実現するよう、引き続き全力で取り組んでまいります」と挨拶しました。
さらに、「佐渡島の金山」の世界遺産登録に向けて、県民会議会員が一致協力して、「佐渡島の金山」の価値の周知や、将来の世代へ引き継ぐ保全活動に一層取り組むことを宣言する決議が採択されました。
（「佐渡島の金山」の世界遺産登録の実現に関する決議、PDFデータ）
第２部では、記念講演として三内丸山遺跡センターの岡田康博氏より、「縄文遺跡群が世界遺産になって思うこと～『佐渡島の金山』の明日に向けて～」と題して講演いただきました。岡田様からは、令和３年に世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」での取組事例をご紹介いただき、登録は長年あきらめることなく取り組み続けた結果であったことや、登録後の変化に対応するための人材育成や組織の在り方についても助言をいただき、佐渡島の金山の世界遺産登録へ向けた激励をいただきました。
続いて、事例発表として「笹川の景観を守る会」副会長の盛山保氏から、笹川集落の住民が地域の価値を改めて認識されるまでの過程や、これらの価値を後世に伝えようと行っている保全活動等について紹介いただきました。
