令和4年6月4日(土)、新潟市中央区の朱鷺メッセにおいて、佐渡金銀山世界遺産登録推進県民会議の令和4年度総会が開催され、230名の方々が参加しました。
第1部の総会では、知事は「佐渡島の金山の価値を、世界各国からご理解いただけるよう、国や佐渡市と連携して、しっかり取り組んでまいりたい」と挨拶しました。
また、顧問を代表して水落敏栄参議院議員と細田健一衆議院議員が「新潟県選出の国会議員も、世界遺産登録に向け、佐渡金銀山の価値をはじめ、本県民会議の声を、一丸となって各所に働きかけてまいります」と挨拶しました。
さらに、「佐渡島の金山」の世界遺産登録に向けて、県民会議会員が一致協力して、「佐渡島の金山」の価値の周知や、将来の世代へ引き継ぐ保全活動に一層取り組むことを宣言する決議が採択されました。
(「佐渡島の金山」の世界遺産登録の実現に関する決議、PDFデータ)
第2部では、記念講演として株式会社日本政策投資銀行新潟支店の細川吉明氏より、「『佐渡島の金山』世界文化遺産登録を契機とした地域価値の向上~持続可能な佐渡市の実現~」」と題して講演いただきました。細川様からは、先行して世界遺産に登録された地域の事例をご紹介いただきながら、佐渡の歴史文化や自然等の強みを活かし、住民・民間・行政で連携協働して心の豊かさと物質的な豊かさを持続的に高め合っていく方策についてお示しいただきました。
続いて事例発表として、岩手大学平泉文化研究センター客員教授の八重樫忠郎氏から、岩手県平泉町で民間と行政が共同で取り組んだ景観対策等について、相川車座事務局長の雨宮隆三氏から、佐渡市相川の歴史文化を活用し、新たな生業を作り出す取組等についてご紹介いただきました。