令和6年6月22日(土)、新潟市中央区の朱鷺メッセにおいて、佐渡金銀山世界遺産登録推進県民会議の令和6年度総会が開催され、約300名の方々が参加しました。
第1部の総会では、花角知事は「金山の世界遺産登録、これは県民の長年の悲願です。引き続き会員の皆様ともしっかり連携して、全力で取り組んでまいります。」と挨拶しました。
また、顧問を代表して塚田一郎衆議院議員が「県民の皆様とオールジャパンの取り組みで、故郷の誇りとして『佐渡島の金山』の世界遺産登録が実現するよう、引き続き全力で取り組んでまいります。」と挨拶しました。
さらに、「佐渡島の金山」の世界遺産登録に向けて、県民会議会員が一致協力して、「佐渡島の金山」の価値の周知や、将来の世代へ引き継ぐ保全活動に一層取り組むことを宣言する決議が採択されました。
第2部では、記念講演として新潟市歴史博物館みなとぴあ館長の坂井秀弥氏より、「『佐渡島の金山』のこれまでとこれから-地域の文化財を慈しみわが町を育もう-」と題して講演いただきました。坂井様からは、新潟県の歴史・文化的背景を踏まえ、佐渡金銀山遺跡のこれまでの膨大な調査研究の内容をお示しいただくとともに、ご自身の体験を交えつつ、文化財と人、地域、専門家、行政のありたい姿など丁寧にお話いただきました。
続いて、事例発表として「一般社団法人 佐渡を世界遺産にする会」会長の中野洸氏、事務局長の庄山忠彦氏から、これまで取り組まれてきた、遺跡の整備活動や各種広報活動を通して「佐渡島の金山」の世界遺産としての価値や歴史を含む魅力を広く一般にまた将来世代に伝える会の取組について紹介いただきました。